ジビエ料理の季節です!

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秋~冬が旬の、ジビエ(マタギ)料理。まさに今から!
(↑の写真は「 キジ 」)。

ジビエといえば「 シカ 」「 イノシシ 」などが有名です。

他にも、クマ、野ウサギ、山鳩、カモ、キジ、ハクビシン、カラス(!)など・・・。

いずれも「ジビエ料理」の食材として、鍋、ソテー、焼肉、ポワレ、ミンチにしてハンバーグなど、一度食べたら( 色んな意味で )忘れられない美食へと生まれ変わります。

そもそも「ジビエ(仏: gibier )」には、フランス語で「狩猟によって、食材として捕獲された野生の鳥獣」という意味があります。

「 狩猟によって 」という所に、他肉と区別する明確な意味合いがありそうです。

そして、その「狩猟」の伝統的な手法の一つに、「 巻狩(まきがり) 」があります。

「巻狩(まきがり)」とは・・・
共同狩猟形態の一つ。狩場を四方から取囲み、中の獲物を追込んで捕える狩り。武士階級の台頭した鎌倉時代から遊猟を兼ねた練武の方法として盛んになったもので、源頼朝の那須野、富士裾野における巻狩は有名。
(引用元:コトバンク

獲物を取り「巻」いて「狩」る、という猟師たちの動きを、そのまま名前にしたようです。

ジビエ料理の見た目って、どんな感じ?

「ジビエ料理」について、ツイッターで探してみると・・・ <参考>ラチュレ(LATURE):フランス料理店 2018年ミシュランガイド東京にて1つ星

<参考>キナリノ:ジビエの季節到来。初心者さん向けから今を時めく店まで*都内のジビエレストラン*5選

<参考>若草HUTTE(ヒュッテ):美郷ジビエ丼(980円)

SNSだけをざっと眺めても、この時期は日本の各地で「ジビエ料理」が熱い!ことが分かります。

もちろん、古来より巻狩で有名な「那須野」でもイベントがありました。


↑那須塩原市の公式ホームページです

さて、この人たちは・・・

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実は「巻狩」、私もやったことがあるんです。

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室井社長が巻狩を? へええ~!

那須御用邸につながる森での神聖な「巻狩」

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今から30年ほど前のお話です。

昭和最後の正月が明けた頃。

室井社長は、「巻狩」と呼ばれる伝統的な狩猟に誘われました。

那須御用邸につながる森で、ウサギを狩ろうというのです。

「本当にこんなところで、狩りができるの?」

と半信半疑で参加しました。

那須町のイベント「サンタエクスプレス」で共にサンタ役を務めた、向井さんも一緒でした。

巻狩を行う際の役割は、主に2つ。

勢子(せこ):吠えるような声を上げながら、獲物を山の上に追い出す

射手(いて):勢子に追われてきた獲物を、銃で仕留める(待子:まちこ、立間:たつま とも言われる)

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室井社長と向井さんは、勢子の役?
・・・まさか、射手!?

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いえ、「猟犬」の役・・・。

巻狩に絶好のシーズンは真冬。そして場所は雪山です。

雪深い山道を歩く際のマストアイテムは「かんじき」

原始的ながらその効果は絶大で、かんじき無しでは腰くらいまでズボッと雪にめり込んでしまうのだとか。

かんじきを持っていなかった室井社長と向井さんは「長靴」で、「ワォーン、ワンワン!」と犬の鳴き真似をしながら雪山を歩くことになりました。

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私たちは、勢子を追うだけで精一杯でした。

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・・・で、ウサギは?

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逃げられちゃって、収穫なし!

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え~!ショック~!

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くわぁ・・・

獲物ゼロでも、収穫いっぱい!

獲物ゼロではありましたが、巻狩を終えた後の交流会では盛りだくさんの手料理を振舞われた、室井社長と向井さん。

~手料理の一例~

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山菜のきんぴら
(画像はヤマザワ「春の山菜きんぴら」よりお借りしました)

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ふきのとうの天ぷら
(画像はコモディ イイダ「ふきのとうの天ぷら」よりお借りしました)

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イワナの塩焼き
(画像は釣りTiki東北「料理レシピ」よりお借りしました)

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カジカ酒
(画像は新潟の地酒 やまさ「カジカ酒(骨酒用)3点セット」よりお借りしました)

古来より受け継がれる伝統行事に参加できた!という喜びも相まって、2人は感無量だったそうです。

(当時の写真が無いのが、実に残念!)

「那須」「ジビエ料理」のキーワード検索だけでも、ジビエを扱うレストランだけでなく、ジビエ料理の食べ歩きブログなどもたくさん出てきます。

ご興味のある方はぜひ、どうぞ。

おしまいです

お読みくださり、ありがとうございました!