貧乏エピソード

jirolian
今回は、室井社長の「貧乏エピソード第2段」をご紹介します。

meg-normal
ジジババあるある、はじまりで~す。

ライフライン ~電力編~

毎日のように停電したから、ロウソクは必需品。

明かりは囲炉裏とランタン。電気とは無縁だった。

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jirolian
今の日本ではあり得ない光景ですね・・・

nofu-normal
昭和20年代の電力事情は「どん底状態」でした。

jirolian
昭和25~6年頃、電力は復興したと聞いています。

nofu-normal
確かに都心部では、街路燈が街を一晩中照らしていました。

首都圏の復興は早かったんです。

しかし、地方では惨憺たるもの。

大阪の一般家庭では連日停電、東北6県も深刻な電力不足でした。

jirolian
地域で隔たりがあったんですね。

nofu-normal
1日10回以上の停電は当たり前。

明かりが必要な夕方~夜中まで、15分おきに点いたり消えたり・・・

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それじゃ家の用事もできないよ!

nofu-normal
そうなんです。地方民は、電気の無い暮らしも同然でした。

ライフライン ~水道編~

毎日のように断水して、復旧の度に泥水を流される。親は「水道代を返して欲しい」とボヤいてた。

井戸を使っていたから、断水とは無縁だった。

jirolian
今でも地震や台風など大規模災害に遭うと、しばしば断水します。

nofu-normal
当時は、台風=断水でした。

飲み水はバケツやヤカンに貯め、風呂に貯めた水で洗濯や洗い物してましたよ。

生活スタイル ~電化製品編~

東京オリンピック直前、家に白黒テレビが来た

近所の金持ち宅に集まり、カラーテレビで見た

jirolian
初めての東京オリンピックは、1964年でしたねぇ。

nofu-normal
50年以上前の出来事ですが、今でも鮮明に覚えています。

10月10日(土)、東京の国立競技場(現:新国立競技場建設中)で開会式が始まりました。

曇天だった天気予報から一転、快晴。

NHKの実況も「世界中の青空を全部持ってきたような、素晴らしい秋日和です!」と盛り上げました。

最後尾で日本選手団がドッドッドッと入場行進した直後に、聖火ランナーが182段の階段を一気に駆け上る。

迫力の光景に、テレビを観ていた大人も子供も大歓声を上げました。

jirolian
2020年、二度目の開催が決まった東京五輪・パラリンピック。最初の東京五輪を知る人にとっては、感慨もまた一塩といったところでしょうか。

他には・・・

ローラー式脱水機だったので、洗濯物からツララが下がった

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画像引用元:GB(ジービー)

洗濯板とタライだったから、洗濯物は凍ってた

木製冷蔵庫では、大きな氷塊で冷やしていた

井戸があったから、冷蔵庫は要らなかった

電話局の「交換手」に番号を伝え、相手先に着信するまで心配してた

そもそも電話はお隣さんに借りに行っていた

jirolian
白黒テレビの次は洗濯機、冷蔵庫、電話ですか・・・

nofu-normal
今の時代、洗濯機は脱水、乾燥機能がついて当たり前。冷凍庫がない冷蔵庫など、探す方が難しい。

電話するなら、「通話機能」を備えた端末さえあればカンタンにできる。

「電話交換手」は勿論、今では「電話機」という家電そのものがあまり使われない。

あらゆる家電に便利な(?)機能が満載だけど、業者もすぐに直せる代物では無くなってしまった。

「故障したら、叩けば直る」ような、レトロでアナログな話が面白いんです。

jirolian
なるほど。

室井社長の仰る「貧乏自慢」というのは、

「こんなに生活が不便でも、我慢できたんだぞ!(どうだ、真似できないだろう)」

・・・といった所でしょうか?

nofu-normal
まあ、そんな感じでしょうね。

還暦を過ぎた爺さんたちが、「モノが自由に手に入らなかった貧しい時代」を笑い話にして楽しんでいるわけです。

meg-normal
わたしもバアちゃんになったら、こんな話するのかな~。

rod-normal
今から50年後って・・・2068年!?

一体、どんな時代になってるんでしょうね。

おしまいです

お読みくださり、ありがとうございました!

皆さまどうぞ、よいお年をお迎えください。