土日は満席!大人気のバーベキュー店
「ホームタウンBBQ(Hometown Bar-B-Que)」です。
ツアーガイドから
「必見!」と勧められたバーベキュー店。
お店はニューヨーク都心に位置するブルックリンワイナリー(Brooklyn Winery)から、車で20分ほど離れた
レッド・フック地区(Red Hook)の埠頭に位置します。
正直、交通アクセスは良くありませんが、週末には
BBQを好むアメリカ人で満席になる人気店です。
「ホームタウンBBQ」の開業は2013年9月。
オーナーは
ビリー・ダーニー(Billy Durney/ブルックリン出身)で、
ピット・マスター(PITMASTER)を兼任しています。
ちなみに・・・
「ピット」は
「肉を焼くかまど」
「ピット・マスター」は
「ピットを使った肉料理の達人」
を、意味します。
「ピット・マスター」という呼称、実は
造語です。
ピット調理に関する
特別な技術を持っている専門家のことを指し、日本で言えば
「寿司職人」といったところでしょうか。
ホームタウンBBQの創業者、ビリー・ダーニー
ビリーが「ホームタウンBBQ」を開業したきっかけは、幼い頃にペンシルバニア州の祖父母宅で味わったBBQ料理に魅了されたこと。
20年近く働いていたガードマンの仕事から転職を決意し、アメリカ中を回ってBBQの調理技術を磨きました。
そして、ニューヨークの有名店で活躍していた料理人、
ミッチェル・ローゼン(Mitchell Rosen)、
マイケル・コンロン(Michael Conlon)に出会い、共に歩み始めます。
ローゼンは、ホームタウンでのBBQ料理から音楽イベントに至るまで、全ての運営を仕切る
ゼネラルマネージャー(GENERAL MANAGER)として、マイケルはBBQの調理スタッフを率いる
「ピット・ボス(PIT BOSS)」として迎え、3人とも「ピット」に携わるというユニークな体制です。
ホームタウンBBQは、こんな感じのお店
店内からは海も見えます。
倉庫だった建物を、ラフなブルックリンスタイルに改装しました。
店頭に停められた
ピット。
店内では薪をアートのように積み上げ、野趣に富んだ店内燻蒸をアピールしています。
ホームタウンBBQでは、
肉料理の「味」にもこだわりがあります。
伝統的な南部スタイルである、オーク材を用いて
「ピット・スモーク(燻蒸)」した本格的な肉料理。
また、肉料理は
ベトナム風や
ジャマイカ風に味付けするなど、多国籍なブロンクスの下町を表現する多様なフレーバーを揃えて、BBQにこだわるニューヨーカーの舌を唸らせているのです。
さっそく、食べてみた!
私は
ブリスケット(※)と
ビーンズを食べました!
オーク(樫)の香りと、口の中でトロトロになるほど柔らかくジューシーなお肉の美味しさに驚きです!
※ブリスケット(brisket)
主に牛ばら肉を指す言葉。略称「ブリスケ」。
出典:Wikipedia
日本で食べる「アメリカンビーフ」とは全く違う、
これまでの記憶の中で一番の逸品でした。
この美味さは
「調理技術」もさることながら、小型の蒸気機関車のような
「ピット」との相乗効果だ!と思いました。
さっそく「ピット」のメーカーを調べたところ、ジョージア州(12300 U.S. Highway 82 West, Nahunta, GA 31553 アメリカ合衆国)にあるLANG BBQ smokersという会社でした。
全品注文製作の手作りで、相場は1機で500ドル~(=54万円~)。
ホームタウンBBQのご紹介
巨大な肉塊にスパイスを仕込み、絶妙な焼き加減で仕上げたジューシーなお肉。
切れ味抜群のナイフで豪快に切り分ける様子など・・・
百聞は一見に如かず。
こちらが「ホームタウンBBQ」です!
A Visit to Hometown Bar-B-Que in Red Hook, Brooklyn
店内や調理場の様子に、ビリーのコメントも!
Hometown Bar-B-Que' Is a Meat Lover's Dream | Food & Wine
メインの肉料理からサイドメニューまで!
Assembling the Ultimate Meat Platter At Hometown Bar-B-Que
新聞の見開きページ分ほどのワイドな木皿へ、豪快な肉盛り!
おわりに
日本のBBQシーズンは初夏から始まります。
もし661ワイナリー敷地に、本場アメリカからピットを輸入できたら・・・
迫力満点のパフォーマンスになること間違いなし!
(
アメリカ視察シリーズはまだまだ続きます。お楽しみに!)