さすらいびと(流離人)との出会い
「アートショップ向井」
(ここで言う「流離人」とは、向井オーナーのこと)
「スーパーマリオブラザーズ」発売
(画像引用元:ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~)
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」公開
(画像引用元:壁紙キングダム)
初代Windows発売など・・・
(画像引用元:NAVERまとめ)
「向井 勝實(かつみ)」という人
室井 秀貴
(むろい ひでき/661グループ社長)
初めて「向井さん」を見たのは、私が30代の頃。
当時の私は、先代から継いだ酒屋の店主をしていた。
その酒屋は、JR東日本「黒磯駅」から遠く離れた道路沿いにあった。
お店では、輸入ビールや地酒などをマイカーでまとめ買いしていくお客さんがほとんど。
そんな中、「向井さん」は、一升瓶の酒を1本だけ買って帰る。
延々と続く坂道の那須街道を自転車でやってくるし、いつも同じTシャツとGパン。
働き盛りだろうに、昼間から酒を買いに来る。
あと、焼酎にすごく詳しい。
酒類を勉強中の身としては、親近感を覚えるようになった。
「いったい何者なんだろう?」
とにかく、印象深かった。
ある時、「今日の夕方、届けて欲しい」との注文があり、私は興味津々で配達した。
「遠慮なく上がって」
向井さんは、でっかい鍋料理の支度中だった。
私が戸惑っていたら、鍋のフタが開かれた。
・・・何か、変だ。
鍋を覗くと、具は、でっかい大根1本だけ。
肉も魚も、ネギすら無かった。
その後、2人で一升瓶を空けたことは覚えているのだが、鍋の味は全く思い出せない・・・
室井社長と向井さんの出会いは、こんな風でした。
(室井社長 談)
きっかけは「途中下車」
(駅名標作成:Sigene 駅名標ジェネレーター) 向井さんがJR東日本の「黒磯駅」で降りたのは、奄美大島から故郷の青森に戻る途中のこと。 貸し別荘の管理人として雇ってもらい、今は那須に自宅があります。 東京出身の奥さんがいて、娘さんが2人? ふだんは絵を描いていて、料理がうまい。特にキノコとか、ジビエとか・・・地産品の。 酒は飲んでも、呑まれない。 話しやすくて、楽しい。 個性の塊みたいな人。
・・・で、向井オーナーは今どこに?
「人知れず、コソコソ生きるのが性に合っているので・・・」
(向井さん 談)
えっ、お留守?
う~ん・・・
今は確かドイツか、カナダへ・・・
遠っ!
もう少しだけ続くよ!
お酒や郷土料理などを通じ、室井社長と向井さんの親交は深まっていきました。 次回は、向井さんと室井社長がサンタに扮し、那須町の人々と交流していくエピソードをご紹介します。 ぜひご覧ください。