那須には無かった、那須らしい里山づくりのために
661ヒルズはいわば
「ワイナリーのある観光果樹園」です。
敷地の総面積は約3万坪、東京ドーム約2個分。
大昔の那須岳噴火によって出来た地面は凸凹で、巨大な岩が地上に突き出た場所は
パワースポットにもなっています。
参考サイト:「トラベルジャーナ」【ブラタモリ那須編】那須の歴史・地形・観光ルートまとめ #110
ファミリーロード側の施設
【1】 醸造所
ログハウスやツリーハウスがあるアウトドアゾーン(661スプリングス)中心部にある多目的棟を改造して
醸造所にします。
【2】 ワイナリー
醸造所からファミリーロードの間にある、「BBQガーデン」、「生活雑貨店ミセスポージー」、「窯焼ピッツァとパスタのカフェロルモ」を一体的につないで
ワイナリーにします。
【3】 ワイナリーショップ
ワイナリー最高の楽しみである
「テイスティング」や
「ワイナリーショップ」は、ミセスポージーのガラス館をリフォームします。
【4】 丘の家(宿泊施設)
小高い丘は、藤の木に包まれた雑木林です。
北側に見える那須岳、南側にある巨石群を活かし、丘全体を庭にして、庭の真ん中に暖炉のある
「丘の家」を建てます。
ワイナリーの事務所、宿泊客のシャワー室、VIPルームなどを完備。
丘の家の西側にはログキャビンを建て、宿泊施設として利用します。
【5】 野外アート
薪や、開拓で抜根した木々や石などを活かした
野外アートを展示します。
一部画像引用元:KOREOMO「これは面白い」「薪アート♪」
【6】 アクセス
長期滞在に備え、りんどう湖の
臨時駐車場をご利用いただくことに加え、
丘の家にも駐車場を整備して、
3か所からのアクセスを設けます。
御富士山(おふじやま)側の施設
【7】 ベリー畑
御富士山側に広がる2.5万坪もの耕作放棄地を開墾した地域最大規模の果樹園で、富良野や美瑛のパッチワークに倣い、多様な
ベリー類※を育てます。
※多様なベリー類:ブルーベリー、マルベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ジューンベリー、葡萄
※御富士山(おふじやま):標高500メートル足らずの小さな山ですが、大型バス級の岩がゴロゴロあり、天気が良ければはるか向こうの富士山が見えます。
【8】 風車
丘の庭から御富士山までの農地境界を回遊路にして、日本では珍しい
アメリカ風車のある里山を創ります。
ブルーベリーは真夏の水やりが重労働になるため、西部開拓史に登場しそうな風車を使って汲水します。
あえて古風な風車を導入するのは、
美しい那須の景観を守るためです。
里山の風景にそぐわないメガソーラーは必要ありません。
また、水道費を安く抑え、学問の分野では自然エネルギー研究の一環にもなります。
【9】 回遊路と景観
回遊路は、ロイヤルホテルの敷地内を通り抜けるコースをご用意しております。
小道の素材は、震災で崩れた
大谷石(おおやいし)や間伐された
八溝杉(やみぞすぎ)など、廃棄される地域資源を活かして、5年~10年かけて少しずつ整備していきます。
丘の庭からロイヤルホテルの南側の雑木林を抜けると、
パッチワークの果樹園と
風車や四阿(あずまや)がアクセントになった
里山の景観が広がります。
遊水地を眺め、葡萄園を通り抜けて、御富士山登山(高さ約30m)で往路終了。
休憩したら果樹園に戻り、花畑から湧水湿地を散策しながらロイヤルホテルの芝生広場。
ホテルの駐車場を通り抜けると1周(約2km女性平均3300歩)のウォーキングになります。
【10】 バードサンクチュアリ
那須山系が育む
200種類以上の小鳥たち。
丘の庭には
バードサンクチュアリを造ります。
農業体験・交流会
農業体験を希望する人も多くおられます。
ブルーベリーの剪定教室に提供している自社農園を利用して、体験教室を通じた交流も考えています。
具体的には、授粉・水やり・枝切り・マルチング・袋掛け・枝支柱設置・剪定等は多くの果実に共通していますから、通年で交流会が開催できます。
他にも、農作業で土に触れ、自然を身近に感じることで
「癒しの効果」が得られるという研究もあり、病院や介護の現場から農業体験の広がりを期待されています。
医療や介護の現場からの声は・・・
☑ 治癒効果が大きく感じられ、治療する意欲を自然と引き出せる
☑ リハビリが長引いて引きこもりがちになる頃合いに、社会復帰を目指す動機づけになる
☑ 五感の刺激でリラックスでき、集中力も高まる
☑ 農作業を身につけることで、就労のチャンスが得られる
☑ 自らの手で育てた野菜が売れた時の喜びと、工賃が得られた感動が意欲になる
・・・といった感想も寄せられています。
開墾着手から未だ2年目で、果樹が十分に育つまで3年ほど掛かりますが、2~3年目の農作業でも有効であれば提供したいと考えています。
おわりに